アイデアを事業まで進化できないときのヒント

グロースハックスタジオの三本です。事業開発の伴走では、システム思考や独自開発したバイアス外し手法等を用いて、お客様のチームが事業に最もインパクトの出る活動に集中し続けられるよう支援しています。

今回は、企業の中で「何らかアイデア」を事業化まで推進することに苦労している方を対象に、普段の伴走サービスでの気づきや我々自身の事業開発経験も踏まえて、ヒントとなるお話しができればと思い筆をとりました。

さて、企業の中で「次の柱となる事業を創ってくれ!」とミッションを渡されると、多く観測される行動の上位は以下が占めています。

  • 事業アイデアの見つけ方を探す(先行事例の調査も含む)
  • 事業チームの最適解を探す
  • 事業計画書の書き方を探す(主に予算承認を目的に)
  • マーケティングや営業の方法を探す
  • 事業開発を進めるためのフレームワークを探す(例えばデザイン思考、リーンスタートアップ、アジャイルなど)

このように方法論を模索している人の中には、事業化手前で、まるで座礁したように事業(アイデア)の推進力を失っている方がいらっしゃいます。

一方で、アイデアを持てたりアイデアを事業化まで推進できる人はいます。

推進できる人とできない人の差はどこでしょうか?

例外はもちろんありますが「情熱」の場合が多いようです。

実は、今年3月と4月で、このことを確認するために知り合いの事業責任者や創業社長の方30名ほどにヒアリングを実施しました。

問いの設計では確証バイアスをつかまないため、あえて「事業を創造し推進するために最も大事な『スキル』は何ですか?」という形にしました。

つまり、情熱という単語を質問文から想起しにくくする工夫をしています。

結果ですが、「熱意、諦めないこと、本気度、集中力」などメンタルに関わる回答が半数以上でした。残りも「あえてスキルをあげるとすれば…」という形の回答でした。

情熱ある人とアイデアと何かと事業の推進

事業の推進を効率よく行っていくためには、方法論採用は一つの手段となることは確かです。THRUSTERはこの事業開発の方法論です。

しかし現代は、不確実性が高く予測不能で複雑で曖昧な世界です。いわゆるVUCAと呼ばれている世界です。技術や価値観の革新が瞬く間におこり、前提がすぐに変化します。このような状況で事業を生み出し社会にインパクトを起こすことは、具体的なゴールを設定しにくく、ゴールまでの道筋を具体的に計画もできません。

方法論だけでは事業は生み出せません。

事業を推進していく根っこは、「事業開発の担当者」ご自身の情熱であり、諦めない心です。さらにいうならば、あらゆることから学ぶ姿勢です。

座礁している方は、格好つけていませんか?恥ずかしがっていませんか?

事業化までに苦労されている方は、目の前の本当に困っている人を助けることに集中する。何が何でも助ける。それだけに集中されてみてはいかがでしょうか?

目の前のことに真摯になれば、今まで見えなかったこと、聞こえなかったこと、感じなかったことを感じられるようになります。これは、個人にもチームにも当てはまります。

ぜひ、このようなオープンな状態になったらエッセンスが凝縮した方法論に触れてみてください。「あー、そういうことか」「ものすごく学ぶことが多い」こういう感覚になるはずです。